その1 鋼の錬金術師の公開に向けての撮影裏話エピソード紹介

「鋼の錬金術師」の映画もいよいよ今週の金曜日公開ですね。

公開に向けてカウントダウンを兼ね、いろいろ思い出を綴ってみたいと思います。

イタリアでの撮影はもう去年の話になりますが、私はイタリアユニットのアソーシエイトプロデューサーとしてお仕事に参加させていただきました。
テレビの撮影とは全然違う映画撮影。
関わる人数の多さと、下準備の徹底ぶり。そしてかける金額の違い。
日常では味わえない特別な映画の世界でした。


<ロケハンの日々>
最初お話をいただいた時は、もう約2年前になりますがロケーションハンティング(撮影の場所選びです)でした。
イメージする画像を送っていただき、それにぴったりの場所を探さなくてはなりません。
まずは、アニメで「鋼の錬金術師」を見て(40エピソードくらいあったような気がします。とにかく長いので全部見るのは大変でした。毎晩夕食の後に少しずつ見ていきました。)、台本を読み、イメージを固めていきます。

トスカーナでということで、モンテプルチャーノ、モンタルチーノ、モンテレジョーニ、サンジミニャーノ、シエナ、ピエンツァ、サンガルガーノ、アッシャーノ、ヴォルテッラなど、もっと小さな町や、個人経営のお城なども含めとにかく車を走らせ、歩きまわりイメージにあった場所を探し、写真を撮ります。

「廃墟になっている工場」とか「機関車の通る駅」「お墓」を探すので観光とは視点が違います。

予告編でも使われているエドとアルの家はイメージ写真を見た時に「オルチャ渓谷」と思い、車を走らせて、一番最初に遠くからズームでカメラに収めた家が結局、見事曽利監督にも気に入ってもらい決定となりました。

(その2に続く)

 

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